石川県議会議員候補者アンケート① – 日本共産党 金沢市選挙区 佐藤まさゆき 氏

能登の風力発電を考える会で、石川県議会議員候補者にアンケートを送付しました。
その結果を公表させていただきます。

2023年4月4日
日本共産党県議会議員選挙候補者 佐藤正幸

① 風力発電事業は能登にどのようなメリットをもたらすとお考えですか?簡単にご記述ください。

 岸田政権はエネルギーの安定供給や気候危機対策を口実に原発の新規建設や60年を超える運転を認め、推進しています。岸田政権原発回帰の暴挙をストップさせて、省エネ・再生可能エネルギーへの転換を図ることは政治の責任です。

 再生可能エネルギーの電源には天候などにより出力が変動するものもありますが、日本の多様で豊かな再生エネルギーの潜在力を生かし、自然エネルギー大国に切り替えることをめざしています。能登風力発電は、県内の自然エネルギー活用の一つです。県の再生エネルギー潜在能力を正しく活かせば、メリットがあると考えます。
 しかし、再生エネルギーが拡大する中で、各地で起きている環境破壊の問題を見過ごすことができません。無謀な森林伐採を伴う開発による土砂災害や、居住環境や生態系を無視して開発されることにより引き起こされる住民の健康被害や生活環境の悪化などの懸念が社会的な問題として広がっています。
 再生可能エネルギーを開発・推進するには、適切な環境アセスや、住民との丁寧な意見交換、地域経済への還元などにより、合意のもと進め、住民が主体となる取り組みが必要です。

 能登風力発電建設は多くの問題点があります。住民の方々から環境破壊につながるのではないかと不安の声も寄せられています。自然環境団体から、生息する絶滅危惧種への影響を懸念し、「一事業者だけでの判断では済まない。県が能登半島一円への影響を調べて総合的に対応を」と、県への要望が出ています。
 県議会では、こうした問題点の指摘を行い、2つの改善 – 第一は、環境を守る規制を強化し、乱開発をなくすこと。規制条例を検討する市町もあるが、県として住民の参加、合意の下で環境保全地区と建設可能地区を明確にしたゾーニングを行うこと。第二は、新たな開発ではなく、既存の施設、建築物、未利用地などの活用を推進すること。例えば工場の屋根に太陽光パネルを設置してエネルギー転換とコスト削減を実現した企業もあり、省エネ・再エネ設備の導入のための県の補助制度の抜本的な拡充が必要なことなどをしめして、県の姿勢をただしてきました。

② 風力発電事業が、世界農業遺産「能登の里山里海」に与える影響について、どのようにお考えですか?

1.悪影響が大きい2.悪影響はあるが軽微
3.影響はない4.良い影響がある

③ 風力発電事業が、治水に与える影響についてどのようにお考えですか?

1.悪影響が大きい2.悪影響はあるが軽微
3.影響はない4.良い影響がある

④ 風力発電事業が、農業・漁業に与える影響についてどのようにお考えですか?

1.悪影響が大きい2.悪影響はあるが軽微
3.影響はない4.良い影響がある

⑤ 風力発電事業が、観光に与える影響についてどのようにお考えですか?

1.悪影響が大きい2.悪影響はあるが軽微
3.影響はない4.良い影響がある

⑥ 能登はトキ放鳥候補地にも選定されておりますが、風力発電がトキに与える影響についてどういう意見をお持ちですか?

1.悪影響が大きい2.悪影響はあるが軽微
3.影響はない4.良い影響がある

⑦ 能登の風力発電事業に対して、どういう意見をお持ちですか?

1.反対する
(現状のまま推移)
2.どちらともいえない
3.やむを得ない4.推進する